事業所における新型コロナウイルス感染症感染急拡大時の対応について
2022/01/21
所長の澤田です。
事業主の皆様、新型コロナウイルス感染症の感染が急拡大しています。
ここ2~3日で周りのごくごく近しい方に、濃厚接触者やコロナ陽性者の方が
出てこられて、また御社の従業員の方が感染されたり、どう対応したら良いか不安な
思いをされておられる社長様が多いのではないでしょうか。
そこで、今回は会社の対応として、どうしたらいいのか、順を追って説明させていただきます。
事業所で陽性者が出た場合
保健所の調査を待たず、以下の流れにそって陽性者と濃厚接触の可能性のある従業員の方を確認してください。
(1) 陽性者が感染力を持っている期間を確認してください。
・陽性者が有症状(発熱、咳、倦怠感など)の場合は、症状が出た日の2日前から。
・陽性者が無症状の場合は、検査のために検体をとった日の2日前から。
(2)陽性者が感染力を持っている期間に陽性者の出勤があったか確認してください。
・出勤が無かった場合は、事業所で感染が広まる可能性は低いです。引き続き感染対策の徹底をして営業をしてください。
・出勤があった場合は(3)へ進んでください。
(3)陽性者と次のいずれかの接触があった従業員がいないか確認してください。
該当する従業員がいない場合は、「濃厚接触の可能性のある従業員」はいませんが、
陽性者の最終出勤日から10日間は事業所内で症状のある人がいないか確認していただき、
発症した従業員がいる場合は、速やかに医療機関を受診するよう促してください。
・車内等で長時間の接触があった
・手で触れる距離(目安として1メートル)でマスクなしで陽性者と15分以上話をした。(仕事中だけでなく、休憩時間、更衣室内での接触も確認してください)
該当する従業員がいた場合は、(4)へ進んでください。
(4)(3)の接触があった従業員の方は「濃厚接触の可能性がある従業員」となります。次のご対応をお願いします。
原則、陽性者と最後に接触した日から10日間は自宅待機してください。また、その間健康観察を行うとともに、
検査を希望する場合や有症状時はかかりつけ医や診療検査医療機関に電話して検査を受けるよう促してください。
なお、上記の対応は添付の大阪府のリーフレットに分かりやすく判断できる「事業所内の濃厚接触者確認フロー」が記載されていますので、
社内で共有し、ご対応いただければと思います。
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/41802/00415668/jigyousyamukeri-fu.pdf
詳しくは下記の大阪府のホームページをご参照ください。
https://www.pref.osaka.lg.jp/kansenshokikaku/kensataisei/noukou10niti.html
また、陽性者や濃厚接触者の自宅待機中の労務の対応について、ご判断にお困りのことがありましたら、
弊所へお気軽にお問い合わせください。