合同会社と株式会社の違いって・・・
2021/08/01
皆さん、企業経営をされている方であれば、こんなん知っとるわ!と仰ると思いますが、
弊所の顧問先企業には新興企業の方もいらっしゃいますので、書こうと思いました<(_ _)>
そもそも2006年の会社法改正により、始まった会社形態ですが、似た感じの形態に合名会社や合資会社なんてのもあるんです。
この2つについては今回割愛させていただきます、合同会社はよく選択されるケースがある会社形態です。
株式会社と合同会社は経営と運営が別々だとかネットや書籍では色々書かれていますが、いやいや、小さい株式会社は経営も運営も同じとかもあるしね。。。
また、株式会社は資本金が・・・とかいう時代もありましたが、今は1円から作れる・・・
有限会社も残ってますが、決算公告しなくていい、合同会社も同じとかもある・・・・
有限会社や合同会社は役員任期がないけど株式会社は原則2年(定款で10年まで)とかね・・・・
けど、とにかく、簡単に言うと4つの違いがあると思ってください✊
①認知度が違う
一昔前までは銀行融資を受けるには信用がない!とか言われて敬遠されていましたが、
最近では認知度も浸透しているので、問題ありません。だって、GoogleやAmazonジャパンやアップルジャパンも合同会社なんです(笑)
でも、一般人について認知度が高いかというとそういうわけではないです。。。。
はい、求人には少し不利になるケースもあるかもしれません。
解散するんかな?とか不安に思う求職者もいるみたいです(笑)
②代表の呼び方が違う
株式会社は代表取締役
合同会社は代表社員
取引先の従業員の方とかと名刺交換した時に代表社員て何?偉いん?とか思われるぐらいです(笑)
③意思決定の仕方が違う
株式会社は議決権によって意思決定に参加ができますが、合同会社は原則全員の同意がないと意思決定できない。
ということは、代表社員同士が仲がいいときはいいけど、もめるケースや仲が悪くなるケースがあります。
その場合、意思決定が進まないというデメリットがあります。でもこれも定款で別段の定めをすることができます。
④設立の際のコストが違う
株式会社は20万円程度、合同会社は6万円程度で設立ができるという違いがあります。あとで、合同会社から株式会社にしたいと
なった場合は組織変更という手続きを取れば変更も可能ですので、設立したい当初の資金がない時期にはいいかもですね。
合同会社は上場できないので、上場目指して企業される方は初めから株式会社でやった方がいいと思います。
こんな感じです。
もし、新たに企業設立を考えている方は参考にしてください<(_ _)>